壮大な景色:セノーテ・マラビジャ

  • Posted on: 8 June 2019
  • By: jpadminscubafreedom

プラヤデルカルメンから約45km、移動時間約45分

他のセノーテとは反対方向の、カンクンとプラヤデルカルメンの間にあるプエルトモレロスという街の西に広がるジャングルの中にあります。このあたりのセノーテはどこも「シンクホール型」と呼ばれる、縦穴式のセノーテで、深度もどこも30m以上あるディープダイビングセノーテとなります。
通常、同じエリアにある「サポテ」または「シエテボカス」と組み合わせたツアーになります。

すべて深度30mのディープダイビングになる為、2ダイブツアーのみ催行可能です。当店のツアーにご参加2日目以降のお客様に限りご案内しています。

 

 

 

エントリー口の階段は勾配が急なので、注意深くゆっくりゆっくり下りていきます。

 

セノーテ入口は直径4mぐらいでしょうか。陸からの見た目はとても小さなセノーテですが、一旦潜降すると10mも行かないうちにとてつもなく大きなスペースに出ます。

 

まるで広ーい宇宙空間を遊泳しているかのよう!

 

水深28mほどまで下りていくと、「硫化水素」の白い雲の層が広がっています。

 

ここの硫化水素はアンヘリータやピットのそれと比べると、硫黄の臭いが少しきつめです。

 

 

 

そして、その下へ少し下りてみると、サポテと同じ「ベル」の形をしたものが見えてきます。

 

ここは雲の下なので太陽の光が届かず、真っ暗。
ナイトダイブと同じ状況です。

 

ここは30mより少し深い深度になりますので、そんなに長い時間はいられません。

 

 

 

 

雲の上に上がって来てからは、やはり皆さん写真撮影を堪能。

 

ただし、写真撮影に夢中になりすぎて写真よりも何よりも大切な安全管理がおろそかにならないように注意します。

 

深度が深いですから、「エアー残圧チェック」「減圧不要限界チェック」はかなり頻繁に行います。

 

また、中性浮力スキルもとても大切です。

 

写真撮影をする際も体は「水平姿勢」を保つこと!

多くのダイバーが写真撮影を行う際、直立姿勢なっていることがほとんど。直立姿勢ですと水平で泳いでいるときよりも浮力が落ちます。写真を撮っている間に体がどんどん沈んで行っているのに気が付かないダイバーも大勢います。

 

繰り返しになりますが、ここは深度が深いです。深い所で写真撮影に夢中になりすぎると「エア切れ」や「減圧不要限界」を超えてしまうなど安全面に支障が出てきますので、自己管理がしっかりできるダイバーであることもこのセノーテ・マラビジャで潜るには大切なポイントです。

 

お天気のいい日はエントリー口の穴から素晴らしい光が射しこみますが、曇りになってしまうと正直あまり鍾乳石もなくガイドがお見せできるものは少ないです。なのでガイドにとってはヤキモキしてしまうお天気が大変重要なセノーテです。

 

それでも、この広ーーーーい空間を泳いでいるだけでも気持ちいいですが。

 

 

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