誰も潜ったことのない未知のセノーテ探検ダイビング

  • Posted on: 30 August 2017
  • By: jpadminscubafreedom

今日はこーんなジャングルの中を歩いていき、まだ誰も潜ったことのないセノーテを探検!

 

私のケーブインストラクターは、ここプラヤデルカルメンにもう20年以上も住み、常に新しいセノーテを潜っている探検家。コースは沢山教えているけれど、実際のケーブダイビングをあまりしていないインストラクターもたくさんいる中、彼は根っからの探検家で地元大学からも協力を頼まれてセノーテ考古学調査ダイブを行ったりもしています。水中洞窟内で、大型動物の骨や人間の骨なんかも発見しています。

 

今回も、地元の人に「俺の土地にセノーテあるから、調査してほしい」との依頼を受けてのダイビング。ラッキーなことに私も誘ってもらい、探検の現場を経験することができました。

 

今日はジャングルの中を少し距離歩くので、荷物運びヘルプをお願いしました。

彼ら、とても力持ちでびっくりするほど歩くのが速い!筋肉隆々でいい体つきしています。

 

暫く歩いていくと・・・

 

こーーんなステキなセノーテが目の前に現れました!

 

さて、ダイビングの準備。いつもお客様をお連れする環境の整ったセノーテと違い、ここはジャングルの中。エントリー口にコンクリートの階段が設置してあるわけでもなく、タンクを置くスペースがあるわけでもなく・・・

みんなで協力してタンクを降ろします。

 

そして、エントリーはジャーーーンプ★

 

私は高所恐怖症。木を伝って、ゆっくりゆっくり下りていきました・・・

 

今日はこのセノーテでの初めてのダイビングなので、まず水中の様子伺い。
始めの1mぐらいは夏特有の色、藻が繁殖して水の色は緑で濁っていますが、1m以上潜降すると急に透明度良くなります。このセノーテは「アンヘリータ」や「ピット」の様に縦穴のシンクホール型セノーテでした。セノーテの中央部分は「アンヘリータ」の様に深くはなく、深度10mもないくらい。真ん中が盛り上がって、セノーテの端が深くなっていきます。

 

水中洞窟が続いていないか周囲をぐるーっと周って調査しますが、奥に続くトンネルは見つけられず。所々、奥行きの深い大きなオーバーハング(カバーンエリア)があり、長さ10m以上はある巨大鍾乳石も!この巨大鍾乳石をカバーンエリア奥の暗い所から水面に向かって見ると、緑のバックにこの鍾乳石のシルエットがとっても綺麗でした。他には「アンヘリータ」や「ピット」と同じように、白い雲のような硫化水素の層もとても浅い所にありました。

 

今回はこのセノーテの初回ダイビングという事で、浅場に留まり全体をぐるーーーっと見て周り、残念ながら奥に続くケーブは見つけられませんでしたが、もしかしたら、もう少し深くいけば奥に続くトンネルがあるかもしれません!これは次回のお楽しみ♪

 

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